外国語による傘の口上

千丸さんから外国で芸をする際の口上について教わった。
・基本的には現象のみを英語で説明する。「マスマス繁盛」などの掛詞は
 説明しない。傘の上で回す、などというのは見ればわかるので不要だという
 人もいるが、説明するのとしないのとでは客の受けが違う
 I will spin many objects on the top of this umbrella.
 などで始め、もっと難しい、とてもできないけれど挑戦する、等と続けて行く

英語圏でないところではその国の言葉で説明するのが望ましいが、実際は無理。
 そこで物の名前だけをその国の言葉で覚えておいて、鞠!、傘!と叫んで回す
 その国の言葉で「これは何だ?」というのを覚えておき、鞠を持って「これは何だ?」
客にその国の言葉で「鞠!」と叫んでもらう。客に教わる形にもなる。

・「鞠の回しわけ」とか技の名前だけは日本語で話している。呪文のような感じになる。

・BGMのみで台詞なしのルーチンをそろそろ作ろうかと思っている。そうすれば
 どの国に行ってもできる。でも大道芸でチップをいただく場合などは最後に台詞
 が必要になるかも。現地語看板などでも対応可能ではあるが。