三遊亭金也発会特別好演 金也おもて町寄席

題名:三遊亭金也発会特別好演 金也おもて町寄席
日時:2006年5月13日18:25-20:20(途中休憩あり)
劇場:文京シビックセンター内4Fシルバーホール
料金:1000円
座席:最前列右端
番組:
   初音家佐吉    金明竹
   三遊亭金也    宿屋の富
   鏡味仙一     太神楽
   三遊亭金也    百川

町内会の掲示板に書かれていたのを見て知った落語会です。
町内の後援会による第1回の金也師匠の落語会でした。
シビックセンターの部屋を借りるのは初めてだとかで
ちょっと段取りが悪く、予定時刻から25分遅れて始まりました。
客は70人以上いて盛況、でもお年寄りばかり、これが町内の人口分布?
思わず私より若く見える人の人数数えちゃった、4人でした(^^;)
まあ伝通院寄席も似たようなものかなあ。
佐吉さんは活舌なかなかいいですねえ。よどみなく口上言ってました。
金也さんの最初の噺は宿屋の富、見栄はってなけなしの金で宿屋の主人から
富くじを買わされてしまった噺なんですが、この富くじの抽選会場って
湯島天神なんですね。はじめて意識して聞きました。この会場から湯島天神
まで徒歩20分くらいでついちゃいます。ひょっとして主人公はこのあたりに
泊まっていたのかもね。それにしても金也師匠、ほんとにうまくなりましたねえ。
私が最初に金也師匠を聞いたのは、師匠が二つ目になったばかりで、伝通院寄席
に初めて参加したときでした。それから幾年月、貫禄も十分につきました。
籤があたった驚きを表現しようとして、机の高座から落ちそうになったのは
ご愛嬌でしたね。
仙一さんの太神楽はまず傘のたてものから、傘を開かずに顎試し、、なんですが
だれも拍手をしない。私もちょっと出そびれて顎からはずしてから拍手。
仙一さんも、演技をしている最中に拍手を願います、と言っておりました。
その後はもちろん皆さん早い拍手。早すぎる場合もあったりして(^^;)
傘を開いて1本の骨で顎に載せる顎試し、裏返して柄を前にもってきておでこで
阿弥陀は後光試し。それから鞠の回しわけ、こべり、片手といき、乱回し。
乱回しで傘の周辺を回すことを「大回し」、鞠を止めて傘が周辺を回るパターン
を「乱回し」と言い分けていました。
次は金輪、ジャンプ、連続ジャンプを「義経の八艘飛び」と呼んでいました。
これは傘に負担がかかる技でしょうねえ。のの字を書いて、高速乱回しで金輪を
水平にしていって最後は傘の先にはめておわり。
最後は枡、全速力で回してまーるくみせました。
次は五階茶碗、これを後見なしでやっているのを見るのは初めてでした。
顎の上にバランスしておいて次のアイテムを手探りでとってくるのって相当
難しそうです。一度半歩たたらを踏んで、客席から声があがりました。スリル
満点。茶碗を載せた後に、親指の上に立てて「鉄砲試し」なんで鉄砲なんでしょう?篠を1本つけて伸ばしてひじの上に載せました。肩の上に載せて「土手八町
吉原戻り籠」この出典もなんでしょう?そもそも字があってます?
仙一さんの太神楽曲芸はすっきりとした美しい姿勢がなかなかいいですね。
最後は金也さんの百川。東京ドームでKUT-TUNのコンサートが行われている
とかでコンサート終了前で終わらそうとあっさりでした。
この噺は日本橋界隈だから宿屋の富よりもうちょい遠いですね。
百兵衛さんの訛りかたがなかなかいかしてました。
近場で1000円でこれだけ聞けたらありがたいものですね。
第二回にも期待!

入手への道が。。。

昨日行ってきた酒井商店の報告をした。とあるところに完成未使用品が死蔵
されているという話を聞いた。手放す気があるのか、あるとしたらいくらか
聞いてもらったところ、第一声が到底手が出ない金額、でも次に私が心の中
で決めていた最高金額より数割高い金額が。。。めちゃくちゃ悩む。練習中
ずっと悩む、、、、でもその金額で引き取りますと連絡をお願いした。
ここに書きたくない位の高額なんだけどいろいろ悩んだり調査する時間を
買ったと思おう。

初めてのパッシング

パッシングは和風ではどういうんだろう?
花仙さんにお願いしてパッシングのお稽古をさせてもらった。
第一パスは、、天井にぶつけた;_;
そこでしゃがんで仕切りなおし。キャッチするときに みしっ という
嫌な音が時々傘から出てきてしまう。うまく衝撃を殺せていないんだろうなあ。
パスコントロールについてはまずまず。でもこれは近いからで遠くなれば
格段に難しくなるに違いない。
相手はずっと右で、こちらは傘の持ち方を右左変えてみたのだが、難易度は
さほど変わらない。花仙さんどうもありがとう。

乱回し悪戦苦闘

乱回しはいまだに乱れている。
親方から「だいぶよくなってきたが、まだ傘の上の手のひじが伸びきっている」
と指摘を受けた。何度も指摘されていて自分でもわかってるつもりなのに
全然なおらないorz

酒井商店へ特注の相談にいく

台東区の酒井商店まで花籠鞠のパーツを持っていって相談した。
酒井商店は籐を専門としているが職人が竹も扱えるので作成可能とのこと。
歌舞伎の小道具などの注文も来るそうだ。今作らないと二度と作れなくなる
だろうということでけっこう注文が多いらしい。
さて籠を見せると、次のような話を伺えた。
・竹がだいぶ細いが、うちで作る場合は少々太くなり、粗い目になる。
・両側が凝ったつくりになっているのでこれをやると片面1万円程度UPになるだろう
・漆をぬってあるがこれはこちらではできない
・上側の丸いパーツはて同一サイズでよければ少し安くなる
・装飾の紙はこちらではできない。
・組み立てた形で引き渡すこともできるが、そうすると紙を張るのがとても難しいだろう
・紙を張った後に組み立てる方が楽だと思われる、今は小さなドリルがあるので竹でも割れずにつなぐことができる、ドリルで穴を開けてビスで留めれば良い。
・この籠と寸分違わないものを作れと言われれば作れる。その場合は高くなる。時々
 骨董品のレプリカを作る依頼がくる。その場合網目の作成に失敗しているところまでそのまま写し取る
・きっちり設計図を描いてもらえればそれで見積もりを出しましょう。どこが竹でどこが木かも指定してもらいたい。
・パーツを全てつくって、たぶん5−10万円程度

だいたい想定していた通り。やっぱりまじめに設計図いりますねえ。
組み立てや装飾にも結構手間かかりそう。はあ。
酒井商店にいったついでにかっぱ橋で見つけた竹製品店にもよってみた。
ここは料理用器具のみだった。残念。

筋肉ミュージカル2006春公演 M DOGS

題名:筋肉ミュージカル2006 春公演 M DOGS
日時:2006年5月9日17:00-18:30
劇場:マッスルシアター
料金:7500円(招待券で見ました)
座席:10列13番(10列目左ブロック、舞台張り出しの横)
出演:
マルコ・ポロ・マルチネズ・サンチアゴ (27歳)、
カルロス・アルベルト・マルチネズ・サンチアゴ (24歳)
磯前 方章 (30歳)、脊戸田 英次 (23歳)、TEPPEI (25歳)、
深澤 英之 (31歳)、杉本 清志 (26歳)
Show (26歳)、TERU (29歳)、三井 太一 (28歳)、ビィ ウェンダン(23歳) 、
柴野 泰芳 (30歳)、佐藤 弘道 (37歳)、鈴木 伸治 (24歳)、武田 匡正 (24歳)、
明名 寿治  (29歳)、ジャン・ロー (27歳) 、安井 克年  (25歳)、
小笠原 大晃  (23歳)、重村 俊介 (25歳)、サリバン(33歳)、
武田 美保(29歳)、橋本 麻紀(29歳)、松本 理香(26歳)、鮫島 千晶(29歳)、
羽賀 佳代 (26歳)、三田 真央 (18歳)、吉元 千絵 (32歳)、水島 麻由 (25歳)、
清水 真利子 (25歳)、宮下 涼子 (24歳)、小田島 あずさ (25歳)、
門井 佐登美(30歳)、池田 純子 (27歳)、中尾 葉(23歳)、斉藤 綾子 (23歳)、
稲田 亜矢子(23歳)、高井 麻衣 (22歳)、池田 真梨 (22歳)、松島 由季 (16歳)、
小沢 美咲(22歳)、深谷 愛(21歳)、西内 裕美(17歳)
番組:(記憶に残ったものだけ内容を書いてます)
01 プロローグ
キャスト全員のダンス
骨を使ったカスケード・左右上下のスチール、
ジャグラー(サンチアゴ*2,サリバン)による骨の手渡しパッシング、2:1パス
 ロングJロープ (非常に長い縄跳び)
     縄跳びの中で、側転、トンボ、
     縄跳びの中ディアボロのハイトス、フープを回す・パス
     縄跳びの中で縄跳びをしてその中で縄跳び
     縄跳びの中で麦藁帽子のジャグリング、二人並んで麦藁帽子のパス
     縄跳びの中でフープの回転・パス
 縄跳びの中でラインダンス
 ジャンプBOX
犬小屋を用いて跳馬
02 旅立ち
     黄金のロープ、リング、ロープを集めると人間になれると聞いて旅立つ
03 逆立ちの街
     背景が上下反転、キャストも全員逆立ち歩き
04 犬猿の仲
05 リングリングリング
     フープ
06 池の女王とその友達
     右側の水槽でシンクロナイズドスイミング
07 体話舞踊犬マッスルビート
     客と一緒に振り付けして踊る
08 新アースタップ
     地面を踏み鳴らすダンス。
     客から大拍手。
09 犬言葉三部作
10 バンブーBoys2
    竹馬、梯子のり
11 腹筋コンカン
     大勢が工事夫姿でヘルメットをかぶって寝転がって、
     腹筋して鉄板に頭をうちつけてメロディを奏でる
12 黄色いリボン
     リボン新体操、ブラックライトによるリボンの乱舞
13 南極犬タロージローの一日
     大きな壷の曲芸。投げ上げてネックキャッチ、ヘッドキャッチ、
     頭に載せた状態で90度回る。
14 プチプチDOGS
     佐藤弘道お兄さんが指揮
     客に配ったプチプチシートを一斉に潰してリズムを取る
15 TAP DOGS
16 タンバリンDOGS
     タンバリン2個で音を出しながら投げ上げやパス
     ジャグラーは3個でカスケードやパス
17 ロープVSロープ
    縄跳びの片方を持っての振り回しで殺陣。
18 側転の街
    背景が回転。キャストはその場でトンボを切り続ける
19 トビーの企み
   宝物を3つ集めたのに横からさらわれてしまう。
   でも犬でよかった
20 フィナーレ

招待券で見ました。持つべきは招待券をくれる友人.
海沿いにできたこのミュージカル専用の劇場での公演です。
すぐそばに海、目の前に横浜港の埠頭が見えます。
劇場の外には巨大跳び箱が置いてありました。
舞台は中央が客席に向かって突出した凸型をしています。凸の先端の前の座席が
10列17番〜になっていました。私が座った10列13番は舞台先端での演技は横から
見る形となりました。客席は6〜7割の入り。後ろはがらがら。
客席は20列目あたりまでは緩やかな傾斜、それから先がそこそこの傾斜がありま
した。中途半端な前よりも後ろの方が舞台をみやすいと思われます。
平日夕方の公演のせいか、お年寄りが多いような、学生服姿のグループもいくつ
か見られました。
幕があがると、、、埠頭が見えました(^^;) そしてその真ん中に電信柱、
電信柱におしっこをかける犬、借景のオープニングでした。
オープニングはキャスト全員が犬の扮装でダンス。これってCATSのパロディ
なんでしょうか(^^;) わんわん言っていると両サイドに字幕が出ました。
オープニングは全員総出演、がつんと迫力。縄跳びの中でいろいろやるのは
すごいですねえ。どれくらい難しいのか見当もつきません。
この舞台は得意技を単にオムニバスにつなげてみせるのではなく、一応
主人公の犬が人間になるためにアイテム集めの冒険を行う、という筋書きを
もっていました。ぶちぎれでシーンを見せられるよりもこのように少々無理が
あってもつないで見せられた方がおもしろく感じるから不思議です。
印象に残ったのはなんといってもシンクロナイズドスイミング、右側に水槽が
あって水槽の横から演技を眺めることになります。演技者はメダリストの
ようですね。生でシンクロを見たのははじめて、いやーすごいもんです。
リボンもきれい、体のサバキかたであれほど美しくなるとはなあ。
全員でリボンを振り回していたのですが、新体操本職とその他で大きな
差がありました。タンバリンは2個でもけっこうきれいに見えます。
リズムをうまく刻むのは難しそうですが、それさえ克服すれば案外簡単かも。
弘道お兄さんもにこやかに笑いながら登場、私の後ろに座っていたおばさん
たちが言うには「あの笑顔に弱いのよねえ」。
はじめてみた筋肉ミュージカル、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
心残りは巨大跳び箱!見てみたかったなあ。