酒井商店へ特注の相談にいく

台東区の酒井商店まで花籠鞠のパーツを持っていって相談した。
酒井商店は籐を専門としているが職人が竹も扱えるので作成可能とのこと。
歌舞伎の小道具などの注文も来るそうだ。今作らないと二度と作れなくなる
だろうということでけっこう注文が多いらしい。
さて籠を見せると、次のような話を伺えた。
・竹がだいぶ細いが、うちで作る場合は少々太くなり、粗い目になる。
・両側が凝ったつくりになっているのでこれをやると片面1万円程度UPになるだろう
・漆をぬってあるがこれはこちらではできない
・上側の丸いパーツはて同一サイズでよければ少し安くなる
・装飾の紙はこちらではできない。
・組み立てた形で引き渡すこともできるが、そうすると紙を張るのがとても難しいだろう
・紙を張った後に組み立てる方が楽だと思われる、今は小さなドリルがあるので竹でも割れずにつなぐことができる、ドリルで穴を開けてビスで留めれば良い。
・この籠と寸分違わないものを作れと言われれば作れる。その場合は高くなる。時々
 骨董品のレプリカを作る依頼がくる。その場合網目の作成に失敗しているところまでそのまま写し取る
・きっちり設計図を描いてもらえればそれで見積もりを出しましょう。どこが竹でどこが木かも指定してもらいたい。
・パーツを全てつくって、たぶん5−10万円程度

だいたい想定していた通り。やっぱりまじめに設計図いりますねえ。
組み立てや装飾にも結構手間かかりそう。はあ。
酒井商店にいったついでにかっぱ橋で見つけた竹製品店にもよってみた。
ここは料理用器具のみだった。残念。