傘ふたつ

傘ふたつ

要望があったので初代の番傘と新しい傘を並べて写真を撮ってみた。真ん中にある赤い玉が親方に作っていただい鞠。番傘の穴は五合枡を回そうとしたときのもので、もう使えないと思って修理していない。番傘で模様のように見えるのは傘の穴を障子紙でふさいだ跡。影を見てもらうとわかるが、新しい傘は光をよく通す。回していて良好な視野が得られるのはこの透過性にある。傘自身のサイズはほとんど同じ。ただし番傘のほうが柄の長さがこぶし一握り分くらい短く、回していて窮屈な感じがする。久々にこの穴あき番傘も回してみたが、さすがにここまでくると普通に回すだけで鞠が飛び跳ねてしまった。
ナランハの傘はもう少し小ぶりとなる。