太神楽関係書籍

鏡味仙寿郎物語

今日は区立図書館で発見した太神楽関係の本を抱えて行った。「学校百科・はじめてみる伝統芸能〜寄席雑芸」(花井伸夫(監修)、クロスワード、1989)と「大衆芸能資料集成 第二巻 祝福芸Ⅱ 大神楽」(三隅治雄,中村茂子(編)、三一書房、1981)の2冊。前者には現在の小仙親方の小さい頃の伝記である「鏡味仙寿郎物語」が載っている。子供向けのためか絵入りでわかりやすく大人向けの太神楽入門書としても使えそう。非売品の「江戸太神楽」冊子はこの本の抜粋なのだとか。この本の凄いところは3刷も出ているということ!いったいどこにそれだけ売れたの?後者は曲芸などの台詞集みたいなもの。レコードや演者の記憶を元にかつて行われた曲芸の後見とのかけあいなどを再現している。でも台詞のみでどのような曲芸なのか全くわからない。舞いの振付や曲芸のルーチンなどが分かるかと思っていたのに残念。この本は水戸太神楽を主として描いているのだそうな。